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プリンプリントークショーin横浜人形の家20140112

●備忘録として残そうと思います。メモ程度が元なので正確ではないし、こちらの願望で曲解もあるし、メモが間に合わなくて、記憶があやふやって話もあります。私のメモなので語尾も言い切りですが、現場の会話は和やかな雰囲気です。なのでその程度のメモです。※私的に重要ポイントで字が大きくなります。<>の中は私の感想ってことで。

司会:プリンプリンのムックの編集者さま。NHKの少年ドラマシリーズにも係っているそう。
友永:プリンプリンの人形の全部を作った友永詔三先生、敬称略してすいません!
伊東:プリンプリンではランカーを操演した、伝説的人形つかい伊東万里子師。

司会:どういった経緯でプリンプリンの仕事が?
伊東:球体間接の木彫の個展をやっていて、それをNHKの人がみていたらしく仕事が来た。元がラーマーヤナの人形劇とのことで、印度に行かされた。布やアクセサリーの小物などは印度で買って来たもの。
司会;木彫作品の展示は深沢のアトリエで今も行っている。ムックを作るのにアトリエに20回は通った。<すっごい山奥なのですごいねぇ、東京の山奥は下手な田舎より秘境だよね>
友永;プリンプリンの人形はアメリカヒバの白木で作っている。(ランカーなどは違う、キャラによって素材も使い分け)ムックのポスターになっているのは、あきやましょうたろう氏が撮影された放送当時からの肌のプリンプリンポスター。(再放送用に削る前の状態、1番色が濃い)
撮影用は一体。他は引きよう。このイベントで舞台に上がっているプリンプリン人形もTV撮影用ではない。木目でばれる。
司会;球体関節はちょっとやそっとでは動きませんよね?
伊東;動きやすいという点では、人間以上に動きやすい。でも、変なカタチにもなりやすい(操演しながら)
友永;中は空洞、ゴムで引っ張っている。
伊東;プリンプリンの初日に、ゴムが切れて、バラバラになったんです。みんなでパーツを探したんです。
それまでの人形はウレタンでできていたのであまり動かなかったんです。
司会;ものを投げる、タイコを打つなどもできた。
伊東;とくにEDはいろいろやった。EDは演出の自由だった!薄い肌と球体関節の良さですよね。
友永;アルトコ漁師は糸操りだった。
伊東;怖かったんですよ!最初っから糸で。(伊東さんは糸操りは専門ではない)
友永;糸は8本、オーストラリアの人形劇の影響で足も動く。
司会;マリオネットと棒操りは違いすぎる。
伊東;重心が動くのがマリオネットの特徴。
司会;棒がバレーボールなら、マリオネットはバスケット的な違いがある?友永先生、操演さんを考慮して作りました?
友永;NHKの希望が、多様なスタイルの人形でということだった。カラクリは糸操りにくらべ、棒はまったく逆になる。(上に挙げたいのに、操作は下に引くしかない)そういう意味で大変だった。どこに糸をつけるかが大問題。アップで糸の位置が影響大。
司会;友人から、リアルにルチ将軍だよねと言われてきた…。<実際お鼻が似てる>
伊東;カラクリは左右の目が同時に閉まるってことだけでも、すごい技術。
友永;プリンプリンはカラクリが少ない。ボンボンは目が、火星人は耳が動くようにつくった。そうしたら、歌に歌われた。歌は人形より後にできた。
友永;ルチ将軍は「真夏の夜の夢」の等身大デザインがベース
司会;シンシアスですね。グローブ人形、ウレタン人形もありましたよね。アルトコ市民、オサラムームーで。
友永; 美術的にはウレタンは楽しくない。
伊東;ヒゲよさらば(ウレタン、手袋系)で一文字を演じていたとき、頭に右手をいれて左手でその他を操ると、人形が左利きになってしまう。なので生活を左利きにして、左手を頭部にいれて、自然な演技になるようにした。そしたらヨゴロウザの山根さんが右手を頭部に入れていて、うまくいかないなーと。来た人形に合わせていかないといけない、人形を使う人としての役目。
友永;自分が操演をしたとき、腱鞘炎になりました。人形を使う人との打ち合わせはなかった。手袋人形としてはサーカスのヘビやカエルもあった。
伊東:人形は一体一体違うので、一体一体に必要な技術の練習が必要だった。ランカーは鉄アレイなみの重さ。大きいので画面の中に収まる演技を意識 しないといけない。椅子に座るにも気をつかう。特訓です!
友永:プリンプリンは48センチ、ランカーは90センチ。同じ画面に出るのは大変だっただろう。操演の力で、うまく画面に入っていた。
司会:いろんなのが出るのがプリンプリン物語の魅力ですよね。板人形まであった、生身の人間の参加もあったし。
友永:美術家には一番面白い仕事だった。プリンプリンはカラフルに、パステルカラーを出そうとした。布は全部染めた。カメラワークや照明さんが最初は難しかったらしい。放送一ヶ月くらいしたらプリンプリンの画面が本当に綺麗になった。辻村さん(八犬伝や真田の人形)のはちりめんだったから、差があって対応に苦労したようだ。木の木目でハレーションなどもあった。
伊東:NHKのスタッフは本当に真面目!
司会:人形劇でNHKの映像技術はいつも上がる、実験的だった。
伊東:NHKのキヌタの技術研に呼ばれたことがある。(放送の初期)田んぼの真ん中という印象の場所。狭いところに四角いテーブルと、その上にTVカメラ。その前を人形を持って行ったり来たりさせられた。ライトはスゴい熱で「黒子が燃える!」って、そんなにライトがないと映像が映らなかった、当時のカメラでは。人間でドラマを撮る場合、汗がスゴかった。休憩ごとに化粧係がへばりついたり、着替えしたり。人形は汗をかかなかったから、「人形劇がいいじゃないか!」と発見して、人形を実験放送につかうようになった。人間は汗だ着替えだと(上半身だけ整えて、下はいいかげんとかして、どうにか撮影してたり)、大変だ。人形なら大丈夫じゃないか!!と。
司会:ひょっこりひょうたん島もカラー普及用だったとか。
伊東:チロリン村の後半からカラーでしたよ。当時は天井中がライトだった、今スタジオ行くとまっくらですよ!それでOKなんですね。
友永:逆に今は木目や汚れまで見えちゃう。
司会:プリンプリン物語の1、2年目は映像がNHKにも残ってない。友永先生がビデオ録画したのが、残ってる(でも撮り忘れた回とかもあり)のみ。2-50話は完全にない。
友永:放送はみてない、収録してました。伊東さんも。
伊東:TVは高価なんでTVがなくて、自分が演じているのを見れなかった。
友永:プリンプリンをやるまで、TV人形劇は見てなかった。
司会:NHKアーカイブでもプリンプリンはまだ見れない。みなさんリスエストかけてみてください!
友永:プリンプリンはミュージカルだから、アマリヨシコさんの歌なども明るい、おもしろい!
司会:世界お金持ち倶楽部の歌とか!
友永:当時、プリンプリンの胸が開き過ぎとクレームがあったんですよ。EDでプロデューサー案で風呂シーンをすることになった。これでクレームはなくなったんですけどね。その風呂シーンのためだけに、裸の人形を作った。
伊東:ランカーのお風呂シーンは大変。あの髪型でしょ?とれなくて、お風呂キャップをかぶらせて、バスタブに横にして入らせた。重くて重くて、私はあれで腱鞘炎になりましたよ!ちゃんと男性の男のナニまで作ってあって、それを持って支えてた。(一堂笑い)
友永:お風呂の泡は別撮りで合成したんです。
司会:人形劇はクレーム対応とか、突発的に対応できる。アニメには無理です。リアルタイム感がありました。
伊東:イギリスの「パンチとジェリー」?も流行ってる、取り入れろ!などいわれたりもしました。
友永:社会運動や思想をみごとにくみこんでいた。
伊東:老人だけの国なんてあって、そんなバカな!と思っていたけど。今となっては身につまされる。石山先生はすごいなぁ。
友永:サーカスに座ってるだけの観客の人形とかいるんですが、老人問題を見透かしていて、すごい。
司会:石山さんは理系で原子力燃料の研究者の卵として学んでいたらしい。でも戦争時代、川で子供の死体が流れてくるのをみて、これはいかん!と反戦に。知識として停めるだけでなく、それを生かして作品を書いている。
友永:ヘドロの名前も、当時の環境問題。ランカーも核を扱う死の商人だった。
司会:本気の訴えは子供にも分かる。
友永:脚本家とはいつもケンカ!元が無いオリジナル作品なので大変。花のアナウンサーも1日のキャラクターだったのに、3年ものに!イモのアナウンサーや子供まで出て来た!私は普通、原作元は読み込まない。個性のないファッションモデルはダメなのと同じ。人形劇も。(個性のない人形ではダメ)プリンプリンはこの形で決まっている。どんなに寒いところでもこの格好で不思議に思わさないそのためにも。操演の力もある。ディレクターや脚本の意思をまず聞いて、それから人形を考える。
伊東:先生、よくついてこれましたねぇ。
友永:デザインだけならもっと早く出来た。何日で作れるか?まで考える必要がある。布や材料の在庫も考えてキャラを作っていた。たいへん疲れたけど、楽しかった。モノを創る人間は、自分が楽しくないと楽しんでもらえない。当時のスタッフは全員女性だったんですが(NHK初で、羨ましがられた)デザイン以上に良く作ってくれました。
【プリンプリン実操演タイム 伊東さんが場内をプリンプリンのテーマにのせてプリンプリンで移動。会場の2名による体験指導も】
伊東:15分ずっと膝立で一気に休憩なしで撮影する。カット撮影はしない。失敗しても取り直ししたほうが速い!

*ここから質疑応答
【質問1】プリンプリンの再放送当時、サンダーバードとひょっこりひょうたん島も同時にやっていましたが、日本で吊り人形が少ないのは、棒の方がやりやすかったからですか?

友永:武田人形、結城座は糸操りだった。洋ものは日本の糸操り人形には難しい。日本の糸人形はふらつく、座った演技に向いている。棒の方がテレビにむいている。
司会:「空中都市008」はマリオネットだった。宇宙空間など、SFだとそれが活かされるから。
友永:陸だと変な歩きになる。西洋スタイルのマリオネットなら自然に歩ける人形もある。日本にはむかない。
司会:サンダーバードはカットごとにしか撮らない。フィルム映画の手法。人形を使ってるけど特撮と思った方がいい。
友永:オーストラリアの人形劇映画の仕事に参加したときも、そのスタッフにサンダーバードで人形をやった人が居て、その人がダメになったとかで自分が後がまに呼ばれた。

【質問2】先生たちの思い入れのキャラはいますか?

友永:好みのキャラ。好みはともかく、私はスタッフが女性ばかりで、いつも女性を追っかけていたからランカーだと言われていました。
伊東:ランカーは純情ですよね。あんな設定なのに意外と暴れなかった。死の商人ほど悪どくなかった。石山先生よくかいたなぁと感心。
司会:私はヘドロです!悪になりきれないところが。新八犬伝のアボシ的ですよね。不意に人助けしちゃったりして「なんで私こんなことしてるんだろう?」って。世界お金持ち倶楽部の歌はすごい!
友永:彼女は初代歌のお姉さん。おもちゃのチャチャチャを最初にレコーディングした人です。
司会:泣きながらお金持ち倶楽部の歌を歌うシーンがあるんですよ!途中で歌えなくなる…。いいよ!
友永:悪人(ランカーやヘドロ)はこだわって創った。全部のキャラクターが子供です。プリンプリンは大変だった、でもいい加減なところもあって、ちょっと寄ったホステスさんに「あんたの人形出すよ」で出来たこともある。
司会:いいんですか?それ

【質問3】人形を自由に創らせてもらったとお聞きしましたが、NHKからの駄目だしは?

友永:最初のプリンプリンは作り直しになった。後はない。まず、時間がなくて許されなかった。
司会:まず台本、そのあと原画を描いて、色、大きさ、道具…
友永:その後打ち合わせ、OKでれば作りはじめる。

【質問4】個性的なキャラクターですが、個性は意識してつけているのですか?

友永:もともと、木彫のころから個性的といわれていた。オーストラリアで師事して「オリジナルを創れ」と教え込まれた、その影響かな?

【質問5】寝る間もない忙しさとのことですが、毎週のお仕事の様子は?また、人形の球体(可動?)フィギュア化のお話は?

友永:一年目は睡眠時間一日四時間くらいかな?月〜土が仕事、日曜は自宅で荒削り。十体くらい。二年目は睡眠五時間。他の仕事もやっていた。使い回した人形もあった、予算の問題もあったから。007ヘンナキブンはTVに出ていたのは二体目で、一体目もちょい役とかでテレビに出ていた。
司会:ウエイターとか!
友永:そう、だからランカー商会のスパイ活動なんだなーとか楽しめますよ。探してみて下さい。

友永:(球体フィギュアの件)作ってくれるところがあればつくってほしい。
司会:いいアイディアですよね。
友永:放送当時も話はあったが、コストがナン万だったので、立ち消え。再放送で小さいフィギュアが出来た。やれればやりたいですねぇ。
伊東:一週間は大体…、月曜/二本稽古、火曜/その二本を収録、水曜/三本稽古、木曜日/三本収録 これで一週間分5本ですね。プリンプリンはそんなに遅くならなかった。三国志はよく夜になって、タクシーで帰った。プリンプリンは合成がある回、ちょっと遅くなった。
友永:6時には上がってましたよね。
伊東:6時にはちょっと…、6時には上がらなかった、もう少し…。

*最後に
友永:(2014年)4月の第一週、朝八時のBSプレミアのワンワンぱっころ?にプリンプリンが出る予定です。収録は三月…。ぜひご覧下さい!

以上、乱文変文失礼しました。メモですので、内容の正確性は保証しません。(ブログ主)
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Author:がむら
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GA(ジェリー・アンダーソン)作品ファン、日本のTV人形劇ファン、新作TB(2015版)<隠語:「あれご」ファン。GA作品系のパロ漫画個人サークルで同人誌を発行し、即売会に参加するのが趣味。2019からオリジナルマンガ活動も再開!?
■PN:灼彗がむら(しゃくすいがむら) サークル名:一筆啓上仕り候(いっぴつけいじょうつかまつりそうろう) 
■サークル活動:五月のティア128を予定
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